60代というと運転者としてはまだまだ現役です。60歳以降の自動車保険を考える前に、この年代で車を運転している方がどれぐらいいるのかをみてみましょう。
警視庁の調べでは、2008年末時点の60歳以上の運転免許保有者の数は1875万人で、2000年末時点の1.5倍にのぼるとの調べがあります。人口のなかに占める高齢者の比率は年々高まっていますので、60歳以上の運転免許所有者の数、ドライバーの比率は、今後もさらに増え続けることでしょう。
60歳代のドライバーが認識しなければならないのは、歳を重ねるごとに事故率は高くなり、高齢の免許保持者の増加に伴ってこの年代の事故件数も増加しているという点です。
若いころ、運転技術に自信があった方でも、うっかり有り得ない事故をおこして、周囲を驚かせてしまうことがありますが、自分の運転を過信しないという姿勢はいくつになっても必要なのですね。
自動車保険については、いまひとつの変化がでてきています。その変化というのは、大手損保の自動車保険を中心に今後年齢区分が変更されて、新しい年齢区分けでは30歳以上から10年ごとに細分化され、「70歳以上担保」という年齢条件を持つ自動車保険もでてくるようだということです。
現時点では、検討段階と言える情報ですが、若年層を中心に「車離れ」の傾向が進んでいることや、消費者の購入車両の傾向が「小型車」に集中していることで、保険会社によっては、自動車保険の保険料について事故率に見合った負担増を求めざるを得ないところもでてくるでしょう。
今後、自動車保険の年齢区分が大きく変わり、「60歳以上担保」「70歳以上担保」という年齢区分に区分けされるようになれば、60歳以上の自動車保険の保険料は増加することになります。
ただし、自動車保険の年齢区分が変わったからといっても、安易に保険料の安さだけを求めて自動車保険を検討するのは避けたいものです。
60歳以上ドライバーの場合、多くの方が高い等級を保持しているはずです。ただし事故リスクも高くなっていきますので、基本補償はできるだけ削ることとなく、バランスのとれた補償を持つようしてください。
車両保険は「車対車+限定A」でよいと思いますが、対人・対物は変わらず無制限として、傷害補償では人身傷害補償保険を取り外さないようにしましょう。
